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【2023年最新版】Curve stablecoin(カーブステーブルコイン)とは?概要をざっくり解説(仮想通貨)

【仮想通貨】

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【2023年最新版】Curve stablecoin(カーブステーブルコイン)とは?概要を解説(仮想通貨)

出典:Curve公式サイト

Curveのステーブルコインとは何ですか?
「LLAMMA」が最も重要なキーワードとなります。
LLAMMAとは「Lending-Liquidating AMM algorithm」の略。翻訳すると「レンディングの精算における自動システム」です。

ステーブルコインで有名な「Dai」で考えてみると
MakerDaoのDai安定コインは、主にUSDCとEthereumを担保とし、さらにスマートコントラクトによってサポートされています。DAIは、他の暗号資産を担保とする分散型ステーブルコインの中で最も有名なもの。これは、例えば、米ドルなどの現実世界の資産を担保とするTetherとは異なるアプローチです。DAIや他の暗号を担保とするステーブルは、そのような仕組みではありません。

基本的に、DAIは他の暗号資産(他の暗号通貨だけでなく、暗号ローンや他のDeFiプロトコル)をブロックチェーン上に保存(ロックアップ)して、それ自身の新しいトークンを作成できるようにします。これはスマートコントラクトによって処理され、あらかじめ決められた比率で、ある価値の閾値に達した時のみ新しい安定コインを作ることができる。この閾値は常に、流通している安定コインの全体的な価値よりも高い。

専門用語で言えば、暗号で裏付けされた安定コインは過剰担保となり、暗号資産が突然価値を失った場合の安全バッファーの役割を果たしています。

つまり、Daiというステーブルコインは「複数の担保資産」から発行されており、具体的には「4割以上」が「USDC」で担保されている。このような仕組みを活用し、Daiの「ドル連動した価格」を維持しています。Daiは「最も信頼されているステーブルコイン」の1つです。

しかし、この「Dai仕組みには問題」があります。

例えば「ETHの価格が急落」をした場合、Daiの担保資産のうちの1つである「ETHの価値」も急落することになります。

急落の程度によっては「担保資産( = ETH)の精算」が行われるので、Daiの所有者は、自分が預けていたETHなどが強制的に売られて、損をすることなります。しかし、仮に「ETH価格が急落し → Daiの担保資産が精算され → その後、ETH価格はすぐに戻る」という状況だった場合、Daiの保有者は、一瞬の市場急落により振り回され損をするだけとなります。

この問題を解決するのが「Curve」です。

では、具体的に「Curve ステーブルコイン」について考えていきましょう。

Curve ステーブルコインでは、担保資産の「ETH」を預けた時点で、自動で「USDとETH」に分解されます。そして「ETHの価格が急落」をした場合は、内部にある「ETH / USDのプール」にて「ETHの売り」が進みます。逆にETH価格が上がったら、ETHの「買い」が起こります。この仕組みを活用することで「Daiの問題点」を解決することができます。

Daiの問題点:ETHが急落したら自動で精算される。その後に価格が戻っても、Daiの所有者が損をする状況。

一方で「Curve ステーブルコイン」では、異なるシステムを作動させるため、上記のような状況にはなりません。理由は、ETH価格が急落したら、Curve ステーブルコインにある「LLAMMA」という新システムが作動するためです。

内部にある「ETH / USDのプール」にて「ETHの売り」が進みます。つまり、価格の「急落&急上昇」において、コインの所有者が「損をしづらい仕組み」になっているのです。

■情報ソース
Curve FinanceのGithubページを見ると、同社の安定コインのホワイトペーパーが公開されています。

Curveのステーブルコインは、Lending-Liquidating AMM Algorithm(LLAMMA)を搭載し、清算を特別な目的のAMMに置き換える予定である。Curveは、”このデザインでは、誰かが担保に対して借りた場合、清算基準値であっても、担保の価格が下落し、バウンドしても、大きな損失は起こらない “と述べてる。

以上、お疲れ様でした。

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